本日は「差分の差分分析」のご説明をします。疑似実験(Quasi-experiment)の研究デザインに関しては今回が最後になります。私の過去のブログを読んで頂ければ、疑似実験に関しては一通りカバーできるはずです。差分の差…
カテゴリー: 評価科学・統計学
回帰不連続デザインRegression discontinuity design(および分割時系列デザイン)
今回は、疑似実験(Quasi-experimental design)の中でも回帰不連続デザイン(Regression discontinuity design、以下RDD)と分割時系列デザイン(Interrupted …
プロペンシティスコア(Propensity score; PS)(2)-PSに関する5つの誤解
プロペンシティスコア(Propensity score; 以下PS)に関するお話の後半はこの方法論に関する誤解に関してご説明したいと思います(前半をまだ読んでいない方は先に前半をお読みください)。PSはローゼンバウムとル…
プロペンシティスコア(Propensity score; PS)(1)-PSの正しい使い方
今回は疑似実験(Quasi-experiment)の中でも近年ますます使われるようになってきているプロペンシティスコア(Propensity score; 以下PS)を用いた解析方法を2回に分けてご説明します。アメリカで…
操作変数法(Instrumental variable methods)
疑似実験(Quasi-experiment)と観察研究(Observational study)との定義はあいまいですが、ここでは経済学での用いられ方を考慮して、因果推論をきちんと行うことのできる比較的質の高い解析方法を…
実験(Experiment)と疑似実験(Quasi-experiment)
因果関係や相関関係を証明するのには大きく分けて、実験(Experiment)と疑似実験(Quasi-experiment)という二つの方法があります。疑似実験は観察研究と同じ意味で使われることもありますし、経済学のように…
妥当性(Validity)と信頼性(Reliability)
今回は妥当性と信頼性のお話をします。このトピックに関しては心理学が最も関わりが深いため、クックとキャンベルの教科書を土台にしてご説明します(信頼性に関してはほとんど記載がないため色々な資料から引っ張ってきています)。妥当…
疫学の「因果関係ダイアグラム(Causal diagram)」
Judea Pearl 前回までのブログで「統計学におけるルービンの因果モデル」と「心理学におけるキャンベルの因果推論」のお話をしたので、今回は疫学(Epidemiology)における因果推論の話をしたいと思います。ここ…