光栄なことに、私たちの「原因と結果の経済学」(ダイヤモンド社)が、2017年度の「ベスト経済書」の第1位に選ばれました。111人の経済学者や経営学者の投票によるランキングで、週刊ダイヤモンドによって毎年実施されている調査…
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『「原因と結果」の経済学』の無料公開!
今年の初めに教育経済学者の中室牧子氏と共著で『「原因と結果」の経済学』という本をダイヤモンド社から出版させて頂き、多くの反響がありました。 大学の経済学部の学生からは、この本を読むことで経済学…
「原因と結果」の経済学
「学力の経済学」でもおなじみの中室牧子さんと二人三脚で書いてきた本である「原因と結果の経済学」がいよいよ発売になりました。徹底的に分かりやすくなるように2年間かけて何度も書き直した渾身の一冊です。 アメリカでは「相関関係…
プロペンシティスコア(Propensity score; PS)(2)-PSに関する5つの誤解
プロペンシティスコア(Propensity score; 以下PS)に関するお話の後半はこの方法論に関する誤解に関してご説明したいと思います(前半をまだ読んでいない方は先に前半をお読みください)。PSはローゼンバウムとル…
プロペンシティスコア(Propensity score; PS)(1)-PSの正しい使い方
今回は疑似実験(Quasi-experiment)の中でも近年ますます使われるようになってきているプロペンシティスコア(Propensity score; 以下PS)を用いた解析方法を2回に分けてご説明します。アメリカで…
統計学における因果推論(ルービンの因果モデル)
(ドナルド・ルービン教授と筆者。筆者撮影) 因果関係を理解したり、証明したりするには考え方の体系的な枠組み(フレームワーク)が必要です。ある2つの事象が因果関係にあると主張するのは勝手かもしれませんが、それが事実なのか、…