―急性期病院における多施設研究― 日本の急性期病院における「価値の低い医療」の頻度や推移を大規模に調査した研究結果が、9月7日付でBMJ Openに掲載されましたのでお知らせします。価値の低い医療とは、患者さんに益を与え…
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臨床業務に従事している日数が多い医師ほど患者の死亡率が低いことが明らかに
私達の研究チームが行った最新の研究によると、年間臨床勤務日数の少ない医師が治療した患者の死亡率は、年間臨床勤務日数の多い医師が治療した患者の死亡率よりも高いことが分かりました。医師を年間臨床勤務日数で四分位群に分けたとこ…
政府を信頼している人の方が、新型コロナ感染を予防する行動をより頻繁に行っている
米国総合内科学会の学会誌であるJournal of General Internal Medicine (JGIM)に2021年6月22日付で、シーダーズサイナイ病院一般内科の五反田紘志先生、東京大学大学院医学系研究科の…
世界一わかりやすい「医療政策」の教科書
この度、『世界一わかりやすい「医療政策」の教科書』という名前の本を出版させて頂くことになりました。 医療政策を理解するのに必要な知識を系統立てて網羅し、そしてできるだけ前知識ゼロであっても理解できるようにわかりやすく説明…
オバマケアによって、低所得者の患者によるプライマリケアや救急外来の受診は増えたのか?
(写真:dcblog/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般) 米国総合内科学会の学会誌であるJournal of General Internal Medicine (JGIM)に、2019年12月12日付で、Ce…
手術の執刀をした外科医の年齢と性別によって、患者の死亡率は変わるのか?
(写真:Disney | ABC Television Group/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般) 私達の研究チームは、内科医のデータを解析し、①若い内科医の方が患者の死亡率が低い、②女性の内科医の方が男性…
若い医師の方が担当患者の死亡率が低い
私たちの最新の論文が5月16日付のBMJ(英国医師会雑誌)に掲載されました。私たちは2011~2014年に内科疾患で入院した65歳以上の患者において、担当医の年齢が患者のアウトカム(死亡率、再入院率、医療費)にどのような…
日経新聞 経済教室「医療費抑制に新たな視点」(2017年5月12日朝刊)
日経新聞の「経済教室」(2017年5月12日朝刊)に日本の医療に関して寄稿させて頂きました。頂いたお題は「医療費抑制に新たな視点」でした。「医療経済学」と聞くと日本では費用対効果分析のことをイメージする人が多いようですが…