日経新聞の「経済教室」(2017年5月12日朝刊)に日本の医療に関して寄稿させて頂きました。頂いたお題は「医療費抑制に新たな視点」でした。「医療経済学」と聞くと日本では費用対効果分析のことをイメージする人が多いようですが…
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医療技術評価(HTA)の限界~オレゴン州の「優先順位リスト」から学べること
(写真:opensource.com/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般) 日本でも診療報酬制度に収載するかどうかを決める際に医療技術評価(Health technology assessment; HTA)や費…
「クオリティ・インディケーター(QI)」を用いて医療の質を測り、改善を目指す
日本は患者さんがいつまでも(ほとんど根拠のない)病院ランキングに頼らなくても良いように、客観的な指標を用いて情報を提供するべきだと思います。その一つのカギになるのが、「クオリティ・インディケーター(QI)」です。 医療の…
費用対効果分析の限界と問題点
日本でも、薬価の設定に際して費用対効果分析(Cost-effectiveness analysis [CEA])を積極的に用いようという流れになってきています。これ自体は素晴らしい流れだと思うのですが、いくつか注意点があ…
医療における業績に基づく支払い方式(P4P)のエビデンスは極めて弱い
(写真:nist6dh/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般) 業績に基づく支払い方式=ペイ・フォー・パフォーマンス(P4P; pay-for-performance)とは、ガイドラインに則った医療行為を行ったり、…