―急性期病院における多施設研究― 日本の急性期病院における「価値の低い医療」の頻度や推移を大規模に調査した研究結果が、9月7日付でBMJ Openに掲載されましたのでお知らせします。価値の低い医療とは、患者さんに益を与え…
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臨床業務に従事している日数が多い医師ほど患者の死亡率が低いことが明らかに
私達の研究チームが行った最新の研究によると、年間臨床勤務日数の少ない医師が治療した患者の死亡率は、年間臨床勤務日数の多い医師が治療した患者の死亡率よりも高いことが分かりました。医師を年間臨床勤務日数で四分位群に分けたとこ…
オバマケアによって低所得者の医療費自己負担額は減ったのか?
国際的な医学雑誌であるBMJに、2020年2月5日付で、Cedars-Sinai Medical Centerの五反田紘志先生との共同研究の結果が掲載されました。この論文は、オバマケアにより、低所得者向けの公的医療保険で…
ニューズウィークの病院ランキングは、客観的な医療の質の指標と相関するのか?
2019年3月、アメリカの週刊誌であるニューズウィークが「世界の病院ランキング」を発表した。 それまでの病院ランキングは各国で行われており、国をまたいだものは珍しかった。アメリカ国内の病院ランキングとしては、US New…
ニューズウィークが日本の「よい病院ランキング」を発表
(出典:ニューズウィーク) 2019年3月、米国のニュース情報誌であるニューズウィークが、世界の病院のランキングを発表した。どのランキングが完ぺきではないように、もちろんこのランキングもまだ完ぺきではないが、日本国内の雑…
手術の執刀をした外科医の年齢と性別によって、患者の死亡率は変わるのか?
(写真:Disney | ABC Television Group/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般) 私達の研究チームは、内科医のデータを解析し、①若い内科医の方が患者の死亡率が低い、②女性の内科医の方が男性…
若い医師の方が担当患者の死亡率が低い
私たちの最新の論文が5月16日付のBMJ(英国医師会雑誌)に掲載されました。私たちは2011~2014年に内科疾患で入院した65歳以上の患者において、担当医の年齢が患者のアウトカム(死亡率、再入院率、医療費)にどのような…
日経新聞 経済教室「医療費抑制に新たな視点」(2017年5月12日朝刊)
日経新聞の「経済教室」(2017年5月12日朝刊)に日本の医療に関して寄稿させて頂きました。頂いたお題は「医療費抑制に新たな視点」でした。「医療経済学」と聞くと日本では費用対効果分析のことをイメージする人が多いようですが…