―急性期病院における多施設研究― 日本の急性期病院における「価値の低い医療」の頻度や推移を大規模に調査した研究結果が、9月7日付でBMJ Openに掲載されましたのでお知らせします。価値の低い医療とは、患者さんに益を与え…
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レセプト+健診データを用いた機械学習モデルによって、高額医療費が来年必要となる患者の予測が可能に
このたび、健康診断のデータとおよび医療機関受診データ(株式会社ミナケア提供)を用いた機械学習予測モデルを構築することで、将来医療費が高額になる集団を正確に予測することが可能かどうか検証した研究結果が、ネイチャー・グループ…
メタボ健診における保健指導は肥満を軽度改善させるものの、血圧・血糖・脂質を改善させる効果は認められず、医療費抑制効果もない
このたび、日本の特定健診(メタボ健診)における「特定保健指導」が肥満および健康指標にどのような影響を与えるか検証した研究結果が、世界的に権威のある国際医学雑誌であるJAMA Internal Medicine 誌(米国医…
世界一わかりやすい「医療政策」の教科書
この度、『世界一わかりやすい「医療政策」の教科書』という名前の本を出版させて頂くことになりました。 医療政策を理解するのに必要な知識を系統立てて網羅し、そしてできるだけ前知識ゼロであっても理解できるようにわかりやすく説明…
オバマケアによって低所得者の医療費自己負担額は減ったのか?
国際的な医学雑誌であるBMJに、2020年2月5日付で、Cedars-Sinai Medical Centerの五反田紘志先生との共同研究の結果が掲載されました。この論文は、オバマケアにより、低所得者向けの公的医療保険で…
病院でかかる医療費を知らされると、患者が希望する検査は減るのか?
(写真:Pictures of Money/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般) このたび、聖路加国際大学、慶應大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の共同研究チームは、日本の病院の一般内科外来を受診…
日経新聞 経済教室「医療改革に新たな視点」(2018年12月7日朝刊)
日経新聞の「経済教室」に日本の医療抑制政策に関して記事が掲載されました。この記事でお伝えしたかったポイントは以下の3つになります。 (1)医療費の水準 vs. 伸び 消費増税や自己負担増は、医療費の「水準」に対処する…
若い医師の方が担当患者の死亡率が低い
私たちの最新の論文が5月16日付のBMJ(英国医師会雑誌)に掲載されました。私たちは2011~2014年に内科疾患で入院した65歳以上の患者において、担当医の年齢が患者のアウトカム(死亡率、再入院率、医療費)にどのような…