※本論文はプレプリントであり、著者ら以外の専門家からの科学的検討(査読)はまだ受けておりません。しかし、政策上重要なテーマであるため、速報性を重視するために公開しております。 ※ (2021年4月16日追記)査読付きの国…
レセプト+健診データを用いた機械学習モデルによって、高額医療費が来年必要となる患者の予測が可能に
このたび、健康診断のデータとおよび医療機関受診データ(株式会社ミナケア提供)を用いた機械学習予測モデルを構築することで、将来医療費が高額になる集団を正確に予測することが可能かどうか検証した研究結果が、ネイチャー・グループ…
メタボ健診における保健指導は肥満を軽度改善させるものの、血圧・血糖・脂質を改善させる効果は認められず、医療費抑制効果もない
このたび、日本の特定健診(メタボ健診)における「特定保健指導」が肥満および健康指標にどのような影響を与えるか検証した研究結果が、世界的に権威のある国際医学雑誌であるJAMA Internal Medicine 誌(米国医…
ホームレスの患者を多く治療している病院の方が、ホームレスの患者の再入院率・救急再受診率が低い
米国総合内科学会の学会誌であるJournal of General Internal Medicine (JGIM)に2020年7月14日付で、東京大学の宮脇敦士先生、ハーバード大学医学部の長谷川耕平先生との共同研究の結…
新型コロナ対策として、ホームレスの人達における感染拡大を防ぐことが重要
米国総合内科学会の学会誌であるJournal of General Internal Medicine (JGIM)に2020年6月4日付で、東京大学の宮脇敦士先生、ハーバード大学医学部の長谷川耕平先生との共同研究の結果…
世界一わかりやすい「医療政策」の教科書
この度、『世界一わかりやすい「医療政策」の教科書』という名前の本を出版させて頂くことになりました。 医療政策を理解するのに必要な知識を系統立てて網羅し、そしてできるだけ前知識ゼロであっても理解できるようにわかりやすく説明…
「がんの本」に込めた願い
「がんの本を書きませんか?」 大手出版社の敏腕編集者である上村晃大さんは喫茶店の席に座るやいなや、話を切り出してきた。 上村さんとは「原因と結果の経済学」という本を出版したとき以来の付き合いである。 経済学部出身の上村さ…
オバマケアによって低所得者の医療費自己負担額は減ったのか?
国際的な医学雑誌であるBMJに、2020年2月5日付で、Cedars-Sinai Medical Centerの五反田紘志先生との共同研究の結果が掲載されました。この論文は、オバマケアにより、低所得者向けの公的医療保険で…